2012年08月20日

名器

20歳の時にリハーサルに行く道すがら、
『これくださーい』と買ったソプラノサックス。

25年経った今では入手困難な名器になって買った時よりも
高い価格で取引されています。
DSC_0447.JPG

YAMAHA-YSS62RS

だったかな?

よくよく考えれば
今は入手困難でプレミアムな価格が付いている楽器でも
販売当初は新品で楽器を買うとなったらそれしか選択肢がなかったって
ことです。

だから、おじいちゃんが以前、趣味で買ってクローゼットにしまい、忘れ去られ、
お亡くなりになり、生前の品を整理してe-bayにだしたら一千万の値が付いた、
みたいなことが起こるんですね。

ストリディとかも『バイオリンくださーい』とかで
手に入ったのかな。

一旦上がりに上がったビンテージ楽器の価格もリーマンショック以降下降の一途。
それでもまだ高い位。

たかが楽器、されど楽器。

価格や価値に拘らず、プレイヤーの意思を伝える楽器こそが名器。

たとえ一億だろうと、一万だろうと、「こいつだっ!」と思えば名器なのです。
自分の言わんとすることが伝わる、楽器が教えてくれる。
これが名器なのです!

楽器は相棒?道具?

その両方を備えたものが名器!

道具として優れていて自分の表現を媒介してくれる。
これぞ名器!


話はもどって僕のソプラノサックスYAMAHA-YSS62RS

当時の制作者の試行錯誤が随所に見られます。

アルト、テナーサックスの様にソプラノを演奏出来る!
独自のアイデアを盛り込む!
『本家(セルマー)を超えるぞ!』と、多分、少ない資金の中、悪戦苦闘した
痕跡が見て取れます。

それでも
感覚(フィール)、文化を超えると言う事は並大抵では無いと言うことですね。


25年前の話ですが、、。

今では日本製が席巻しているどころか、台湾製、中国製に席巻されてます、、。

頑張れ!日本!

10/4
目黒BluesAlleyJapan
江口信夫 Birthday LIVE featuring Rose Jam
http://www.bluesalley.co.jp/

(Ds)江口信夫 (Sax)竹上良成、藤野美由紀、竹村直也 (B)小松秀行
(Per)坂井“Lambsy”秀彰 (G)高山一也 (Vo)Gajin
他、江口の飲み友達(Vo) and more
前売券 テーブル席(指定)\5,000 立見(自由)\4,500
当日券は各料金\500UP (各税込)
★BAJ Club会員先行予約開始日:先行予約受付終了
★一般予約開始日:8月8日(水)14:00〜インターネットまたは電話予約







posted by takechan at 23:46| Comment(0) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月30日

使用楽器について

コメント欄に使用楽器ついての質問があったのお答えします。
専門的なのでプレイヤーでない方はスルーしてください。

Altoは
セルマーのM7(1974年製)にサテンのシルバーが掛かった物のゴールドプレート
のネックです。
DSC_0157.JPG
中古で買ったのでオリジナルか後の処理なのかは不明ですが、マイク
乗りが格段に良く気に入っています。
この処理のアメセルは見た事が無いです、もっとも自分のカラー
のだせる一本です。
マウスピースはメイヤーの6SM、もしくはNYメイヤーの7番です。
楽器もマウスピース両方とも入手困難です。
リードはFibracell3,1/2かリジェールのシグネイチャー2.3/4


その他にIOのサテンシルバー(特注)やフランスのM7,アメセルのM7と
もう一本、アメセルのM6で超初期ロットも物があります。

これはレアでネックのセルマーのロゴが今のSになる前の物で管体はほぼバランス
アクション(M6の前のモデル)、キイのシステムはM6となっています。

使っていないのは多様するF#キイが無いこと。
音は軽いが音色は最高です。
作りも最高に良い。

音程に慣れが必要ですが、フラジオへのつながり具合などは現代の楽器より
滑らかにつながります。

M7は現在の音楽シーンにも合うし職人の魂も入っている。
丁度使い易い楽器なんですよねー。




posted by takechan at 22:42| Comment(1) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

使用楽器その2


070422_0112〜01.JPGバーカート、ギッポウ。アメリカ製のピッコロです。
昨年12月に購入しました。
フルートの延長かと思いきや、なかなか音がでません。
困ったものです。
ピッコロの素材はグラナディラと言う木です。アフリカ原産で育つのが非常に遅く、非常に固い木です。
クラリネットやオーボエも同じ材質です。
そして、こんなに小さいのに結構いい値段がします。
僕のはそんなに高価ではありませんが、100万越えなんてざらなんです。
今まで家でぴーひゃら吹いていただけだったのですが、昨日リハーサルで人前デビューしました。
が、が、が、ウォーミングアップもせずに吹いたらまったくといっていいほど音が出ず、音のかわりに変な汗がでましたよっと。


デビュー直後に引退を考えました。

posted by takechan at 01:32| Comment(0) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月11日

使用楽器その1

1977年製アメリカンセルマーM7!
070411_0041〜01.JPGアルトサックスのメインで使っているモデルです。
一時期、病的に楽器に神経質になり、散々とっかえひっかえしましたが、30代でピタリとこだわらなくなり、メインテナンスにもいかずに、『楽器は道具だ!音が出れば良し!』みたいな考えが暫くの間つづきました。
手元にあった高価な楽器も弟子に売却し、その時に使っていた楽器と同じモデルのスペアを探していました。
『スペアだからなんでもいいや』ってことで、出かける前にオークションでポチッ!
帰ってきたら落札されていて、手元の届いたのがこの楽器です。
届いた時は、『汚いし、ちょっと曲がってるじゃん、やっぱオクはダメだな』なんて思い、取りあえず洗って、乾かして(絶対まねしないでください、サックスは洗えません)吹いてみると・・・。
『いいじゃーん、これ!』ってことになり、メイン楽器になりました。
そして、これをきっかけに再び怒濤の楽器購入道に進むのでした。
つづきはまた次回。

posted by takechan at 01:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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